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ウィッグの毛髪の立体感
ウィッグは立体感が無いと非常に不自然。
色んな工夫で立体感を出していきます。
なかなかそこまでこだわるメーカーはありませんが、大事なポイント。
その方法を一部紹介いたします。
カラーミックス
ウィッグの毛髪に立体感を出す手段として、何色か色をミックスさせるという技法があります。
勿論、ただ単純に混ぜればよい…というわけではありません。
いかに均等に混ぜ合わせるか、これは熟練した職人でないとできない技術なんです。
人の髪の毛も一色ではありませんよね。
細かいことですが、そういった事にこだわることでより良い商品になると考えてます。
立毛筋の替わりに・・・
自毛には毛根があり、毛根には立毛筋という毛髪を立ち上げる小さな筋肉があります。
歳とともにその立毛筋が衰えて、毛髪にコシがなくなります。
そのせいでボリュームが出なくなります。
ウィッグには当然立毛筋はありません。
その代り、ウィッグの毛髪の根元に1mm~1cmほどの部分に見えないくらい繊細にコーティングをします。
そうすることによって、毛の立ち上がりを維持させます。
弊社独自のオリジナル技術です。
ライズヘアー
ライズヘアーと呼ばれる短い毛を、長い毛の中に混ぜていきます。
立ち上がりを付けたい部分のウィッグの毛髪の根元1センチほどのところに細かくスキバサミを入れます。
そこでできた短い毛髪が長い毛を支えてくれるんです。
軽い毛髪
なるべく軽い毛髪を使用することも大事です。
重量感のない軽さが特徴のふわふわなファイバー。
空飛ぶかつら・・・で有名なアイスリィーでは多種類の人工毛を選択できますので、ご希望によって立体感の出やすい軽くて自然な毛髪をご利用いただけます。
やはり最終的には技術者のセンス・技術。
上記の技法・毛髪にそれが加わることで立体的な、そして自然なウィッグが完成します。